弓のサンディエゴ通信

サンフランシスコ その2

「サンフランシスコ その2」

米国の学者と歴史家がトランプ元首相を過去最低の首相の一人と決定。 (9/27 米国の新聞やテレビトップニュース)

わたくしは、日中会社勤めになり、アートアカデミーは夜間部に変えました。

己の心の力になるように、日曜日は近所の教会に行きました。

教会の方々は大変やさしく、車でパーラーにつれてってくださり、

「アイスクリームを食べましょう!」と誘い、皆さん明るい良い方々でした。

ある日、日本の’すき焼き’っておいしそうね’と皆が話してるのを聞いて、

(そうだ!教会に台所があるからすき焼きをつくってあげよう!)

母に電話でレシピを依頼したら、

「えっ?あなたがクックするの?」 悲鳴を上げてる。

でも母のレシピのおかげで、大成功でしたよ!

そのあと教会員方から自宅への招待が続々きてしまい、

昼は会社、夜は’アカデミー’のクラスがあるので困りました。

  

さて日系会社はアパートから徒歩で10分、大きなビルの4階全フロアーを使った会社でした。

(のちに新築の真っ白な高層ビルに移転)

50人余の日系会社の支店長及び社員の方々は、新米の私をあたたかく迎えてくださいました。

私の任務は、東京本社から入ってくる電信の受理でした。

会社の一番奥にあるガラス張りの部屋で、入ってくる電信コピーをまとめてから各課に渡す。

そのため朝7時半までに出勤。それと日常必要な雑貨のオーダーもしました。

特に支店長つき女性秘書デイーは、なにかと親切に指導してくださった。

ところが3か月ほどしてデイーが引退すると聞いて、びっくり!

さっそく女性社員方と相談して、デイーのために送別会をレストランで開きました。

 

デイーが退社する直前に、支店長の日系アメリカン、F氏に呼ばれました。

支店長室に入ると、「弓さん、これから貴方が私の秘書になってくださいませんか?」

びっくりしたけど、かねがね会社のお役に立ちたい、と思っていたので、「ハイ!」と答えました。

元秘書のデイーは引退する前日まで、親切に秘書の仕事を説明してくださった。

秘書になったとたんにノート片手に大多忙になったけど東京で速記を学んだので、おお助かり!

  

秘書になった私は、早速考えてていたことを実行しました。

まず、会計課にいって社の雑費用残高を調べたら、あらま~、沢山ある!

支店長F氏に、「雑費残高が多すぎです。これを有効に使ってはいかがなものか?

たとえば、女性社員方に、’毎月一回、ランチの日’をつくるのはいかがでしょう?」

「オ~、それは良い案ですね~!」と支店長は大賛成してくださった。

許しを得たので毎月一回昼休みに「レデイース デー」をつくりました。

お昼休みに女性社員がレストランで昼食する’レデイース デー’です。

(その費用はたくさんある雑費から支払う)

男性社員方から「僕たちにボーイズデーはないの?!」とクレイムがでた。

「男性方はサラリーを充分いただいてるじゃないですか?」

と答えたらギャフン!ハッハッハ

   

日中会社勤め、夜は’アカデミーアート’の夜間部、そのあとカフェーヒッポで仲間とおしゃべり。

元気いっぱいにこなせたのも、わたくしが若かったからでしょう。

     

ある日、新聞で映画「マイフェア レデイー」の特別プレミアショーがあることを知りました。

早速「マイフェア レデイー」を観る企画をつくり、支店長にお願いしたら、

「おー、ワイフ孝行ができていいですね~」と大賛成!

この企画は男性軍にも、女性軍にも、喜ばれました。

しかし冬のサンフランシスコは寒い!

運よく婦人服店‘ジョセフ マグニン’が大セールをしてた!

会社勤めの最初のお給料で、渋いグリーンのオーバーを購入!

   

人生って面白いものですね。

アカデミーオブ ファインアートのおかげで、20年後に当地ラメサ市のアダルトスクールの

絵画教室の先生になったとは!

サンデイエゴのラメサ市に移転して、ラホヤ美術協会の会長になり帰宅したら、

ラメサ市の教育庁から電話。

「シニアのアートクラスの油絵と水彩画の2クラスの先生をお願いしたい」

そのうち郊外のレークサイド市からも「シニアクラスで油絵とスケッチクラスの先生になって

ください」と依頼があり、トタンにわたくしは大多忙になりました。

   

先生になったおかげで、私はシニアの男女の生徒さんから人生の一番大切なことを教えていただきました。

「人はいくつになろうと、明るく生き、好きなことを学ぶべし」

アカデミーオブ ファインアートのおかげで、20年後に当地ラメサ市のアダルトスクールの

絵画教室の先生になれたとは!

   

人生とはまことに面白いものですね。

なぜなら先輩の方々の先生になったおかげで、人生の真の生き方を生徒さんから

教えいただきました。

人生になにが起ころうと、人を愛し、元気で明るい人生をつくること。

   

サンフランシスコのアートアカデミーで学んだおかげで、

サンデイエゴでアートの先生になれて大変ありがたく思っています。

   

ところで、ユーチューブで、3人が住んでたカリフォーニア通りのアパートを検索したら、

うわっ、びっくり! 

むかし住んでたおなじアパートが改築されて2ベッドルームの家賃が、現在は月6000ドルだと!

私たち3人の学生は月450ドルの家賃でも高い!とブーブー文句言ってたのですよ!

。。。あ~、昔の古きよき良き時代に住んで良かったな~!

   

母が大好きだったジョニーマチス氏はサンフランシスコ出身です。

https://www.youtube.com/watch?v=hEjeWCt_h8w

日本は秋のシーズン、わたくしの大好きな栗のシーズンですね。うらやましいな~。

どうぞ暖かくして、秋の味覚をおたのしみください。

皆さん、せっかく神様からいただいた命です。

人生を楽しく生きる。。。コレでいきましょうね!

 

写真: 教会の外で子供たちと。

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